総合型選抜(旧AO入試)」は、学校のテストの点数だけでなく、その人の思いや個性、将来への意欲などを総合的に見て合否を決める入試方法です。「この専門学校でこれを学びたい!」という気持ちや理由がしっかりしている人に向いています。
特徴〜専門学校バージョン
- 職業への明確な意欲・適性・実践力を重視
- 書類や面談、体験授業参加などを通して選考
- 将来のビジョンや、どんなふうに学びたいかが大切
- 大学は4年に対して専門学校は2年。実技授業がカリキュラムを占める
向いている人は?
- 進みたい職業が決まっている人
- 実技・面談・人柄で評価されたい人
- 学力試験に自信がないが実践的な学びに意欲がある人
受験方法・流れ(ざっくり)
エントリー | 6月〜。オープンキャンパス参加や面談が条件になる学校も多い |
面談・体験授業 | 学校の先生との個別面談、簡単な課題やアンケート |
出願許可→願書提出 | 面談の結果で出願許可が出た後、正式な願書を提出 |
合否通知 | 書類審査または面接・作文後、早ければ9月から順次発表 |
スケジュール(目安)
- エントリー開始:6月〜(早い学校で5月末から)
- 選考:7月〜9月ごろ
- 合格発表:9月以降、早期に通知
知って起きたい注意点
- 専門学校の総合型選抜(旧AO入試)は、6月〜8月ごろに面談や書類審査を受けて「内定」のような形で合格が決まることが多いです。
- でも!ここで油断は禁物。正式な合格通知は「調査書(高校の成績証明書)」を学校に提出してからになります。
- 調査書の提出は多くの場合9月以降になるため、それまではあくまでも「仮の合格」。
- 「もう決まったから大丈夫!」と気を抜かず、高校からの手続きの連絡にはしっかり対応しましょう。
費用(予算)
受験料 | 1回あたり 10,000〜20,000円程度(大学より安め) |
学費 | 年間約80万〜150万円程度(医療・美容・IT分野で幅あり) |
その他 | 入学金(5万〜20万)、教材費・実習費が別途かかることも |
大学と専門学校の総合型選抜:まとめ比較表
項目 | 大学 | 専門学校 |
重視点 | 学びの意欲・探究心・思考力 | 職業への意欲・人柄・実践力 |
向いている人 | 学問を深く学びたい/探究経験がある人 | 仕事に直結したスキルを学びたい人 |
準備時期 | 高2冬〜高3夏 | 高3春〜初夏 |
エントリー開始 | 9月ごろ(学校による) | 6月ごろ(学校により5月末〜) |
選考方法 | 書類、小論文、面接、プレゼンなど | 面談、エントリーシート、作文、体験授業 |
受験料 | 約30,000〜35,000円/校 | 約10,000〜20,000円/校 |
学費(年間) | 国公立:約50〜60万、私立:約100〜150万 | 約80〜150万円(実習のある分野は高め) |
合格時期 | 10〜12月ごろ | 9月〜(早期合格が多い) ※費用や時期の比較はだいたいです |
▷最後にひとこと
大学でも専門学校でも総合型選抜の受験の仕方に大差はありません。テストの点数だけじゃない、新しい形の入試。でも、そのぶん「自分をどう表現するか」が問われます。
早めの準備と、深い自己理解がカギになります!
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