情けは人のためならず!?

【エッセイ】

今日、『情けは人のためならず』とはどう意味?と聞かれた。

多くの人は「人に情けをかけると、その人のためにならないから、助けてやる必要はない」と答えるようだ。

本当の意味は

「人に情けをかけると、巡り巡って自分のところに戻ってくる」

という意味だ。

こんな風に、知ったかして述べているが、若い頃は私も”多くの人”と同じような考えで捉えていた。

しかし、今、仕事柄、言葉を通して人と接する仕事をしており、そこで学んだ様々な言葉をしり「人に情け・・・」の本来の意味をも理解することができるようになった。

今日、新たに聞かれる事となり、本当の意味を伝えながら、ふと思った。

「情け」って「情けないなぁ」と人を見下す言葉ではなく「人情や思いやり」という意味でとるはずだ。

だとすると・・・

自分のところに、いつか巡ってくるであろう”いい事”を期待して「情け」をかけるのではなくて「情け」は自然と相手にしてあげれることではないだろうか。

「情け=思いやり」

ありがとう という思いやり

ごめんね という思いやり

大切だからね という思いやり

こんな「情け」を自然と相手にしてあげられる自分になりたい。

自分にいつか返ってくるだろうと期待せずに。

気づけば、自分の周りに「情け」をかけてくれる人が集まるような、そんな人になれるように。

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